窓ガラスが割れた・ヒビが入ったときの応急処置と補強方法は?
台風で物が飛んできたり子どもがおもちゃをぶつけてしまったりして窓ガラスが割れたときは、二次被害を出さないためにも応急処置が大切です。自分でできる応急処置のポイントや、修理・交換までの一時的な補強方法をご紹介します。
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ガラスの回収は念には念を入れて
まずは割れたガラスを踏んでケガをしないよう、子どもやペットを近づけないことが第一です。飛び散ったガラスを片付ける場合は、底が厚めのスリッパなどを履いて、軍手をはめた状態でガラスの破片を拾いましょう。
細かい破片の掃除には粘着ローラーを使うと便利です。また、掃除機を使用する場合、掃除機の内部にガラスが入り込むと故障の原因となるため、吸い口の先にストッキングをかぶせると安心です。
思った以上に遠くまで飛び散っている可能性もありますので、念のために広範囲をお掃除しておきましょう。
割れたガラスは安全な状態で袋に入れて不燃ごみへ
ゴミ回収の方が割れたガラスでケガをしないよう、割れたガラスは新聞紙などでくるんでから、袋に入れましょう。「ワレモノ」などのメモを貼っておくと親切ですね。
ヒビ割れはガムテープと段ボールで補強
ヒビ割れ程度だからとそのままの状態にしておくと、外から強い風を受けた場合などガラスの破片が室内に飛び散る可能性があります。
そのため、ガムテープでヒビ割れの部分を補強するか、広範囲にわたる場合は段ボールなどで窓全体をふさいでおくといいでしょう。
ガラス修理は複数の会社に見積もりを取るのが吉
修理を依頼する際、時間的余裕があれば何社かに見積もりを取りましょう。ガラス自体の料金にそこまで差はありませんが、作業料や出張費などで大きく料金差が出る場合があります。
バルコニーに面した掃き出し窓のガラス交換費用は、2~4万円程度が目安ですが、サッシの種類や施工方法など現地を見てみないと分からず、正確な見積もりができないという場合もあります。
窓ガラスが割れた・ひびが入った状態で何日も過ごすのは、セキュリティ面も気持ちの面も不安なもの。スピーディーに返信や対応してくれる会社に相談するといいですね。
また会社によって、ガラス片の掃除や取り換えたガラスの処分まで行ってくれるところもあります。作業内容と見積もりの詳細をよく確認しましょう。
ガラス割れの修理は保険適用になることも
ガラス割れの原因によっては、火災保険が適用になるケースもあります。
例えば、台風などの強風によるものであれば風災補償、空き巣の場合は盗難補償、そのほかうっかり割ってしまった場合にも補償の対象となるプランもあるため、加入している火災保険会社に相談してみましょう。