リビングの使い方が変わった!最適化リフォームでもっと心地よく暮らす

家で過ごす時間が増え、リビングの使い方が変化しています。快適な時間を過ごすためには、これまでにはない新しいアイデアやプランが必要です。集う、働く、癒す、遊ぶ、そして整うリビングへ!時代の変化に合わせた空間の最適化リフォームで、毎日をもっと心地よく過ごしましょう。

リフォームしたい場所1位リビング

「おうち時間を快適にするために、リフォームができるならしたい場所」1位はリビング(家族時間の変化と住まいに関する調査/株式会社LIXIL)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000015099.html

コロナ禍をキッカケに、リビングの使い方が大きく広がり、これまでのリビングではちょっと居心地が悪かったり、対応しきれないことがあったり。リビングを見直したいと考える人が増えています。

筆者が住宅リフォームの専門家として調査協力を行った「家族時間の変化と住まいに関する調査(※)」によると、「おうち時間を快適にするために、リフォームができるならしたい場所」の1位はリビングでした。

これまでリフォームを希望する場所で圧倒的に多かったのは、古くなったキッチンや浴室などの水まわりです。しかしおうち時間が増えたことでリビングの役割が大きくなり、もっと快適な暮らしをするためにリフォームをしたいと考える人が増えているのです。

※家族時間の変化と住まいに関する調査/株式会社LIXIL

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000091.000015099.html

これまでと違うリビングの使い方

これまでのリビングの使い方は、食後の時間や、たまの休日に家族が集まって一緒にテレビを見たり、子どもたちが親に見守られながら宿題をしたり。家族が同じ時間を共有しながら、コミュニケーションを深めるための場として考えられてきました。

しかしおうち時間が長くなったことで、リビングで家族と一緒に過ごす時間も以前より長くなり、それ以外にも仕事をしたり、個人の趣味を楽しんだり、時には身体を動かしたり。これまでとは違うリビングの使い方をするようになっています。

そうなればリビングのプランも、長時間一緒に居ても疲れないことや、それぞれが快適な自分時間を過ごせることなど、おうち時間が長いからこその使い方を考える必要があります。

生活スタイルが変われば、快適なプランも変わります。変化した暮らし方に合わせてリビングを最適化して、毎日をもっと心地よく過ごしましょう。

1人用リラックスチェアが人気に

リビングで過ごす1人の時間の質をぐっと高めてくれるリラックスチェア。ベランダや庭のアウトドアリビングにも使用できます(アカプルコ ロッキングチェア 価格61,600円 税込み 配送料無料※一部を除く/ METROCS)
https://metrocs.jp/

リビングで家族と過ごす時間が増えるのは嬉しいことですが、1人の時間が充実してこそ、一緒の時間がより幸せに感じられるもの。おうち時間が長くなればなるほど、ちょっと1人で過ごしたいと感じる場面も増えてくることでしょう。


そんな生活スタイルの変化を受けて、人気が上がっているのが、1人用のリラックスチェアです。家族で使うソファ以外に、ゆったりとした座り心地のいい自分専用のリラックスチェアがあれば、リビングに居ながらにして、自分時間を過ごせる居場所が作れます。

先述の調査でも、「1人で過ごすスペースとして、理想的と考える空間」の1位はリビングでした。これからのリビングに必要なのは、一緒でも1人でも過ごしやすい空間であること。みんなで同じことをするのではなく、それぞれが心地よく居られる工夫をすることで、誰もが快適に過ごせるリビングになります。


ゾーニングでそれぞれが心地よく

視線が通る間仕切り家具。後から自分で移動ができるので、壁に寄せたり間仕切りにしたり、ギャラリーのようにディスプレイを楽しむことも(可動間仕切り収納「グリッドタイプ」写真セット参考価格254,210円 税込み 施工費別途/セフィット)
https://www.ce-fit.com/

リビングに落ち着いた居場所をつくる際には、「ゾーニング」をしましょう。ゾーニングとは、目的別に空間を分けることをいいます。

間仕切り壁がなくても、家具や観葉植物などでリビングの一角をさりげなく区切れば、DENやヌックのようなスペースがつくれます。DENとは隠れ家のような書斎、ヌックとは癒しのための小さな居場所のこと。視覚的に空間を分けることで独立感が生まれます。


そこにお気に入りのリラックスチェアやコーヒーテーブルを置けば、誰かがテレビを見ている間も、自分だけの趣味を楽しんだり、ヘッドホンで音楽を聴きながらのんびりとした時間を過ごしたり。

大事なことは、誰がどこで何をして過ごすのかをよく考えてゾーニングをすることです。小さくても自分だけの居場所がある暮らしは、毎日をより充実させてくれることでしょう。

狭くてもプラスαのレイアウト

ラウンジスタイルなら省スペースなので、リビングにプラスαを楽しむプランが作れます。昇降式テーブルを使って食事の時は高めに、リラックスする時は低めにするのが快適のポイントです(コーナーソファ「アレッタ2」価格290,000円、昇降式テーブル「フィットAタイプ五角形ハイタイプ」価格76,100円 税込み配送料別途/IDC OTSUKA) 
https://www.idc-otsuka.jp/ 

リビングで過ごす時間が多様化し、これまで以上に広いリビングが求められるようになっています。面積にゆとりがあれば、自分時間を過ごせる居場所やテレワークスペース、子どもたちの遊び場なども作ることができます。

そうはいっても増築するのはなかなか難しいこともあるでしょう。そんな時は、家具のレイアウトの工夫で、プラスαの空間を生み出すことができます。

こちらの写真は、「ラウンジスタイル」のリビングの様子です。ラウンジスタイルとは、リビングとダイニングのスペースをひとつにまとめ、空間にゆとりを生み出すレイアウトのこと。省スペースに配置ができるので、空いたスペースにリラックスチェアやデスクやなどを置けるようになります。


くつろぎの場に「食」はつきものです。ラウンジスタイルなら、のんびり食事やお酒を楽しみながらテレビを見たり、おしゃべりをしたり。よりリラックスした時間を過ごせることでしょう。


生活スタイルの変化で、これまでにはない新しい発想も必要になっています。わが家の暮らし方に合わせて空間を最適化して、毎日をもっと心地よく暮らしましょう。

集中しやすいワークスペース

シースルーのガラス扉や室内窓を使えば、光と視線を通しながら部屋をしっかりと分けることができます(ドアfamitto/G[ガラスタイプ]/ YKK AP) 
https://www.ykkap.co.jp/

働き方の多様化により、リビングで仕事をしている人もいらっしゃることでしょう。リビングで仕事をするメリットは、家事と両立がしやすいこと、子どもの様子が見やすいことなどがあります。しかし集中しにくい、オンライン会議中に音が気になるなどのデメリットもあります。

集中しやすく、音の問題が起きにくいワークスペースにするには、やはり壁で間仕切るのが効果的です。ただし狭い部屋を壁で囲ってしまうと暗くなり、閉塞感があります。そんな時はシースルーのガラス扉や室内窓を活用しましょう。


こちらはガラス扉や室内窓を取り付けたワークスペースの様子です。リビングの様子がよく見え、明るさも確保できます。室内窓を開閉タイプにすれば、風通しもよくなります。


ニューノーマルをキッカケにシースルー扉や室内窓の人気が高まっています。上手に使いこなして、集中しやすく快適なワークスペースを作りましょう。

屋外空間と繋げてめいっぱい遊ぶ

透明の間仕切り戸を使って窓際にインナーテラスを作ったリフォーム事例。屋外を感じさせる空間でめいっぱい遊びましょう(間仕切り戸「ハピア間仕切戸ラインフレーム格子採光デザイン」、システムキッチン「ザ・クラッソ」/TOTO・DAIKEN・YKK AP 十人十家)
https://re-model.jp/

おうち時間の増加と共に、人気が急上昇しているのがウッドデッキです。リビングと繋がるベランダや庭に、ウッドデッキやタイルを敷いてアウトドアリビングにしつらえれば、生活空間が屋外へと大きく広がります。

その際にはキッチンとの繋がりも意識して。食事やお茶を運びやすいよう、キッチンから移動する際に、ソファなどがじゃまにならないようにレイアウトしましょう。

室内にアウトドア感覚が楽しめるインナーテラスを作るアイデアもあります。

窓際の一部を仕切ってサンルームのような空間を作れば、太陽の光を感じながら子供たちの楽しい遊び場になります。もちろん仕事やリラックスのためのスペースとしても。屋外を身近に感じることができる空間があれば、毎日をよりはつらつと楽しく過ごせることでしょう。

人と一緒に集まる物が整う収納

ボックスタイプのシステム収納。100,000 点以上のアイテムと36 種類の表面材が揃っていて、移動、組み換え、買い足しができるシステム収納(壁面収納「Fシリーズ」 写真セット参考価格 右手リビング壁面収納:W4800 H2180 D400/D300/D1400(テーブル)MK色(クラス3)1,434,290円、正面デスク収納:W2000 H1872 D500/D300/D1000(テーブル)MK色(クラス3)458,040円 共に税込み配送・設置費別途/ギャラリー収納)
https://galleryshuno.co.jp/

人が集まるところには物も集まります。家族が集まる時間が長くなったり、これまでとは違う部屋の使い方をしたりすれば、更に物が増えます。これまでの収納では足りない、片付かないといった悩みを抱えている人も多いことでしょう。

そんな時は空いている壁面を徹底活用。効率のいい収納計画で、いつも美しく整ったリビングを目指しましょう。

壁と一体化して、床から天井まで、壁から壁まですき間なく設置できるシステム収納は、デッドスペースが少ないので収納効率が高いのが特徴です。また暮らし方に合わせて引き出しの数や棚の数、扉の有無などがカスタマイズできるので、片付けがぐっと楽になります。

その際は、今後もまた生活スタイルが変化することを考え、移動や組み換え、買い足しができるタイプを選んでおくといいでしょう。このようなシステム収納は1日程度で設置ができるので、リフォームで取り入れやすくなっています。

他にも収納付きソファを選ぶ、部屋の一角にリビング納戸をつくるなどのアイデアもあります。

リビングのつくりがいいと、家族間のコミュニケーションの密度が上がり、毎日の暮らしがもっと楽しくなります。もちろん仕事もはかどることでしょう。一緒でも1人でも、家族全員が心地よく居られるリビングを目指してみてくださいね。

PROFILE

Yuu(本名:尾間紫)
Yuu(Oma Yukari)
一級建築士事務所 OfficeYuu代表。一級建築士・インテリアコーディネーターとして、数多くの住宅リフォームの設計、工事を手掛けてきた経験から、本当に価値あるリフォーム情報をお届けします。

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