カラフルなブロックにひらがな表……おもちゃのごちゃつきはコレで解決!
こまごましていて散らかりやすく、日々片付けきれないブロックやおままごとセットなどのおもちゃたち。今回は子どもでも簡単にできる、ワンアクションのお片付けアイテムをご紹介します。
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ざっくり片付けでスッキリ空間を取り戻そう
パーツが多くて散らかりがちなおもちゃ。小さな子どもに片付けるように言っても、なかなか上手にできず、家のあちこちに細かいおもちゃが散乱しがちです。
しかも、幼稚園~小学生になると、あいうえお表や九九表などの「学習ポスター」を貼ることが増え、壁のあちこちが学習ポスターだらけに。
床にはおもちゃ、壁には学習ポスターと、家じゅう生活感が溢れてしまいます。
そこで、今回は散らかりやすい「おもちゃ」と壁をにぎやかす「学習ポスター」をスッキリ片付けるアイテム&工夫を3つご紹介。実際に子どもと使って試してみました!
1. おもちゃは分類せずにざっくり収納
「分類されている方が子どもも使いやすいだろう」という思いから、ブロック、つみき、プラレール、おままごとグッズなど、親はアイテムごとに分類してあげたくなります。
ところが、当の子どもは分類が苦手で、細かいルールを決められても上手に片付けられず、いつもおもちゃは出しっぱなしに。家のごちゃごちゃ感は増すばかりです。
そこでおすすめしたいのは、分類しないざっくり収納。
用意するのは大きなボックス。そして、ボックスごとにしまうアイテムを決めたりはせず、おもちゃはどのボックスに入れてもOKというルールにします。
分類しないので、ボックスにラベリングは不要。持っているおもちゃの量に応じたサイズ&数を用意し、手持ちのおもちゃをどさっとひとまとめにボックスに入れるだけです。
「入れるだけ」なら小さい子どもでも簡単に片づけがしやすくなり、カラフルなおもちゃたちはボックス内が定位置に。ボックス内がごちゃごちゃでも外からは見えないので、子どもの片付けとしてはこれで十分です。
そして、このざっくり片付けにおすすめのボックスはフランス生まれのブランド「スタックストー」の収納バケツ。シンプルな単色デザインのものから、ブランドコラボのおしゃれなデザインのものまでさまざまなテイストが揃うので、お部屋のインテリアに合わせて好みのデザインを見つけられます。
いくつもボックスを使うときは、1種類で統一させてもいいですし、いろいろなデザインを組み合わせて楽しんでも◎。サイズは3種類あるので、収納するものに合わせて使い分けましょう。
値段はサイズによりますが、1,300円~2,900円程度が目安。ふたは別売り(1,000~2,200円程度)です。
・スタッキングして省スペースに
ふたを活用すれば重ねることができるので、収納スペースの節約になります。
ふたをしないでももちろんいいのですが、中身が見えるとややごちゃっと感が出てしまいます。気になる場合は、ふたをすることで完全に目隠しができて見た目的にもスッキリ。
木製のふたもあるので、ナチュラル系のインテリアにもしっくりなじみますよ。
・カラフルなランドセル収納にもおすすめ
大きなボックスを使ったざっくり収納は、ランドセルにもピッタリ。特に女の子の場合はカラフルなランドセルを選んでいる子も多いですが、ボックスにすっぽり入れることでほどよく目隠ししつつ収納ができます。
「スタックストー」の収納バケツだとMサイズがジャスト。教科書が入ったランドセルは重たいので、吊るすよりもボックスに入れるだけのほうが使い勝手の面でもおすすめです。
・【体験記】ざっくり収納で子どもの遊びの幅が広がる
実際、筆者の息子が2~4歳頃はおもちゃのカテゴリに関係なく、おもちゃ用の大きなボックスにただ入れるだけ、という片付けを実践していました。子どもの様子を見ていると、ごちゃっといろいろなおもちゃが入っているところから、使いたいものを見つけるのは楽しそうにも見えました。
また、カテゴリごとに分けていると、「ブロックを使っているときはブロックだけ」で遊びがちですが、ごちゃまぜにしておくとブロックでつくったおうちにシルバニアファミリーが遊びに来たり、そのまわりをプラレールが走っていて、つみきの橋がかかっていたり、と子ども自身が遊び方を生み出すシーンがたくさん見られました。
2. プレイマットでワンアクション収納
ブロックやつみきなど、パーツの多いおもちゃを広げて遊ぶときは、いつもに増して散らかりがち。しかもカラフルなものも多く、散らばっているとごちゃごちゃ感がさらにアップしてしまいます。
そんなときに便利なのが、そのまま収納できるプレイマット。マットの上におもちゃを広げて遊んだあとは、ひもを引っ張るだけでお片付け完了、というお手軽さが魅力です。
遊び終わったあとはプレイマットの中心におもちゃを集めて、紐を絞っていきます。
さらにぐっとひもを絞っていくと巾着バッグ状に変身!
最後にひもをきゅっと縛れば、収納完了。ワンアクションでサクッと片付けることができました。3~4歳くらいになれば子どもでもできそうです。
持ち上げてみたときのサイズ感はこれくらい。
ブロックやおもちゃがパンパンに入っていると子どもが持つには重いかもしれませんので、持ち運びにはお気をつけて。
このまま床に直置きしておいてもいいですし、吊り下げて収納しても◎。
デザインがおしゃれなものもありますので、お部屋のテイストに合わせてデザインやカラーを選ぶといいですね。
使うときはひもを解いて広げるだけ。すぐに遊び始められるのもGOODポイントです。
サイズや布の素材にもよりますが、2,000~5,000円程度で購入できます。
3. 学習ポスターはラミネート加工してお風呂へ
あいうえお表からはじまり、日本地図やアルファベット表、九九表など、子どもの年齢が上がると学習ポスターの出番が増えてきます。
「子どもの学びの機会を家のあちこちに」と考えてリビングや子ども部屋に貼っている人も多いですが、学習ポスターはカラフルでイラスト入りのものが多く、おしゃれにまとめたインテリアとケンカしがちに。
そこでおすすめしたいアイテムはラミネーター。ラミネート加工した学習ポスターはお風呂に持ち込むことができるので、リビングや子ども部屋の学習ポスターをお風呂に集約できます。
必要なものは、家庭用のA4サイズのラミネーター(3,000~4,000円程度)とラミネートフィルム(100枚入りで1,000円程度)。
まずは、ラミネートしたい学習ポスターをラミネート専用フィルムに挟みます。
A4サイズのラミネートフィルムには、A4サイズのポスターをそのまま挟めます。
ラミネーターにかけていきましょう。
ゆっくりとラミネートされて出てきます。
ラミネートした直後は少し熱いので、お子さまが触るときは注意しましょう。
完成!
A4サイズの場合、約1分半でラミネートできました。
ラミネートした学習ポスターはたくさんつくってストックしておくと◎。お風呂に貼るものをときどき貼り替えたり、子どもに好きなものを選んでもらったりすると飽きがきません。
お風呂の壁をシャワーで濡らしてからペタッと貼り付け。水の力だけでしっかりくっついて、何日経ってもはがれません。
もちろん簡単にはがせますし、跡が残ったりもせず、気軽に貼ったりはがしたりができますよ。
・お風呂に貼った方がしっかり学べるというおまけも
筆者宅も子どもの机まわりに学習ポスターを貼っていましたが、どんどん増えるしごちゃごちゃがすごい……。今回、ラミネーターを使ってすべての学習ポスターをお風呂へ移動したことで、かなりスッキリさせることができました。
そうすると、以前よりも子どもたちが学習ポスターをじっくり見るように。なぜなら、入浴中はやることがないから。いつもは見ないような細かいポイントまで、じっくり見たり、「どういう意味?」と質問したりしてくることが増え、しっかり学べているなという実感がありました。うれしいおまけですね。
ガチャガチャしがちな子どもグッズはうまく隠そう!
ボックスやプレイマットを使ったざっくり&ワンアクション収納なら、散らかりがち&視覚的にうるさいおもちゃをパッと片付けられます。そして、壁のごちゃつきの原因になりがちな学習ポスターは、まとめてラミネートしてお風呂へ。
おもちゃや学習ポスターがあちこちにあると、ごちゃっとした印象になりやすいです。それらはまるっと隠して、暮らしのスペースをスッキリさせちゃいましょう。