自宅ワークスペースはどこに作る?仕切り方の工夫や費用を学ぼう

在宅勤務のためのワークスペースづくりは、意外と難しい。悩みのタネは、生活空間とどう仕切るか、オンライン会議の背景をどうするかなどなど……。仕事空間づくりのアイデアと費用の目安を知って、より快適なワークスペースをつくりましょう!

ワークスペースに適した場所を探してみよう

在宅勤務中に自分ひとりであれば、リビングの一角にデスクを置くだけでも、ダイニングテーブルをデスクと兼用するのでもいいでしょう。ただ、家族が同じ空間にいる場合は、家族の生活空間と切り離す方がお互い気を使いすぎることなく、仕事にも集中できますし、オンライン会議にも対応しやすいです。

まずは、リビングはもちろん、ダイニングや寝室、納戸や押し入れなどの収納、玄関、廊下、階段下などの使えるスペースをチェック! いつも過ごしている家なので気付きにくいのですが、家具や荷物を少し移動させることで、意外なところに最適なスペースが見つかることもあります。

部屋を仕切る工夫と費用

ワークスペースにできそうな場所を見つけたら、次は仕切りをつくりましょう。生活空間からの視線や音を少しでも回避できると、より仕事に集中しやすくなります。

1.パーテーションを置く

最も手軽な方法がパーテーション。ゆるく視線を仕切るだけで十分な場合や、改装できない賃貸住宅にお住まいの場合におすすめです。置くだけでいい市販品は、ごくシンプルなものややわらかい印象の布製のものなら1万円以下で、もう少しデザイン性にこだわった木製のものやブラインドタイプなら2万円程度で種類豊富に揃います。

 2.ロールスクリーンやカーテンで仕切る

パーテーションよりもしっかり空間を仕切りたいのなら、ロールスクリーンやカーテンがおすすめです。サイズやデザインが豊富ですし、シンプルなものを選べば、オンライン会議の際の背景としても活躍します。ロールスクリーンやカーテンの本体価格のほか、1~3万円程度の取り付け工事費がかかりますが、自身で取り付け可能な商品もあります。

3.撤去可能な間仕切りをDIY

オリジナルの間仕切りをDIYで設置するのもおすすめ。突っ張り棒の要領で、床と天井の間に柱を立てて、その間に板材を張ることで自作できます。撤去時に壁や床にダメージが残らず、生活スタイルの変化にも合わせやすいのが特徴です。

板材の質や量などにもよりますが、柱2本分のアジャスター「ラブリコ」や「ディアウォール」と、木材は1万円程度から用意できるため、2~3万円程で設置可能です。

 4.扉を新設して個室をつくる

広さに余裕のあるリビングや寝室なら、引き戸や折れ戸の扉を設置して、ワークスペースとして独立した空間が作れます。ある程度の音をシャットアウトできるので、オンライン会議の際に生活音が入ったり、背景に家族が映り込んだりする心配もなく◎。扉のグレードなどによりますが、費用は本体+設置費で15~20万円程度が相場です。

デスクを設置する工夫と費用

そして、ワークスペースに欠かせないのはデスクです。壁や窓に向かって設置すると、家の様子が視界に入りにくく、集中しやすくなります。

壁付けのカウンターデスクなら、脚がない分、市販のデスクを置くよりも足元がスッキリ使えます。一方で、取り付けには工事が必要で、サイズにもよりますが工事費込みで数万円~10万円程度はかかるでしょう。

より手軽なのは、市販品の購入です。「無印良品」や「ニトリ」などには幅や奥行き、高さなどを1cm単位でオーダーできるデスクがあるので、すき間スペースにも合うサイズのものが見つかるでしょう。仮にワークスペースを移動したり、引っ越しをしたりする場合にも持ち運びができます。造作して取り付けるよりも置き家具で対応した方が、変化は対応しやすいですね。

最近では、無印良品の月額定額サービスが登場したり、間取りにワークスペースを組み込んだ住宅も増えたりしています。事例写真などをチェックしながら、どこに、どんなワークスペースを設けるかをイメージし、快適で使いやすいワークスペースを作ってみましょう。

PROFILE

シマムラ アサミ
Shimamura Asami
暮らし&リノベーション専門のフリーライター。DIY可能物件に住みながら、男子ふたり育児中。子育てを楽しくスムーズに、家事を時短してラクに、そして大好きな家をもっと心地いい場所にする暮らし方を発信します。

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