野菜の皮でシンクまわりがピカピカに!? お料理ついでに「エコ掃除」をしよう
野菜の皮や卵の殻など、料理をすると必ず出てくる食材くず。実はそれ、お掃除に使えます。食材の成分で、洗剤ナシでもピカピカになり、かつ自然素材なので安心! ゴミ箱にポイする前の「エコ掃除」してみませんか?
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余った食材でエコ掃除にチャレンジ!
重曹にクエン酸、セスキ炭酸ソーダなど、種類豊富で多用途なお掃除用の便利アイテム。でも、全部揃えるのも、使い分けするのも、ちょっと面倒。そんな方におすすめなのは余り食材でのエコ掃除。食材の成分を活かして効果的に汚れを落とせるので、わざわざ洗剤を揃えなくても手軽にお掃除ができちゃいます。
しかも自然素材なので、小さなお子さまがいるご家庭にもピッタリ。食材くずが出たタイミングでお掃除する習慣づけをすればさらに◎。今回は、シンクから電子レンジ・水筒・ミキサーまで、4つの食材くずを使った安全&エコなお掃除アイデアをご紹介します。
(1)卵の殻
卵の殻にはカルシウムが含まれていて、研磨剤として活躍します。
シンク掃除
排水溝ネットや使い古しのストッキングなどに卵の殻を入れて、タワシで掃除しているイメージでシンクをゴシゴシこすります。研磨剤効果でくすんだシンクがピカピカに。
口が小さい瓶や水筒の内部
底にぬめりや茶渋が付きやすいけれど、スポンジでは洗いにくい瓶や水筒。細かくした卵の殻とひたひたくらいの水を入れて、ふたをした状態で思いっきりシェイク! 手が届きにくい部分もきれいに洗えます。
最近はスリムタイプの水筒をよく見かけるようになりました。水筒用のスポンジでも大きすぎて入らないような口の狭い水筒も、この方法なら底までお手入れできます。
刃付きのミキサー
ミキサーに卵の殻とひたひたくらいの水、そして少量の食器用洗剤を入れたら蓋をして、数十秒ミキサーを回して攪拌! 卵の殻の摩擦が手伝って、洗いにくく汚れがこびりつきやすい刃まわりも安全に掃除できます。ポイントは、あまり水を入れすぎないこと。たっぷりの水で攪拌しても、殻が刃に当たらず研磨効果がありません。
(2)米のとぎ汁
米のとぎ汁には米ぬかに含まれるビタミンやミネラルのほか、でんぷんや脂質などさまざまな成分が含まれていて、床掃除や食器洗いに活用できます。
・食器に染み付いた匂い取り
米のとぎ汁には界面活性剤の役割をするたんぱく質も含まれているので、食器汚れや匂い取りにも効果的。汚れや匂いがしみついた食器やタッパーなどを漬け置きすると、洗剤なしできれいに洗えます。
・無垢材のワックス代わりにも
米のとぎ汁に浸して固く絞った布で、無垢材を使った床を拭き掃除。ぬかに含まれる脂質のワックス効果で、ツヤがプラスされます。
ただし、効果が期待できるのは無垢材のみ。表面がコーティングされているフローリングにはとぎ汁がしみ込まず、効果が実感できないためご注意ください。
我が家では使い捨てのキッチンクロスを愛用しているのですが、捨てる前にとぎ汁を染み込ませてフローリングの気になるところをサッとひと拭きしてからゴミ箱にポイっとしています。
(3)レモンの皮
レモン果汁に含まれるクエン酸や、皮に含まれるリモネンがお掃除に大活躍します。
シンクや水栓の水垢取り
シンクや水栓の曇りを取るにはクエン酸が効果的。レモンの果肉部分をこすりつけるように磨くと、こびりついていた水垢がスッキリ落ちてピカピカによみがえります。
オーブンレンジの汚れ&匂い取り
耐熱性容器に水とレモンの皮や搾りかすを入れて、500Wで約5分加熱。扉を閉めたまま5分放置して、レンジ庫内を蒸気で満たします。その後、布巾やメラミンスポンジを使って庫内や扉の内側を拭き上げると、油汚れや匂いがスッキリ取れますよ。
(4)じゃがいもの皮
じゃがいもに含まれるサポニンは界面活性剤の役割があるので、市販の洗剤や石鹸と同じような効果があります。
・シンク掃除
ジャガイモの皮の内側でシンクをゴシゴシ磨きます。仕上げに水をさっと流すだけでお掃除完了!水垢や食材の汚れで曇りがちなシンクがピカピカによみがえります。
エコ掃除の習慣化でキレイを維持しよう
今回ご紹介した方法で使う食材は、日々お料理をしているとよく出てくるものばかり。「この食材くずが出たときには、ここのお掃除をしよう」とゆるくマイルールを決めれば、こまめなお掃除習慣がつきます。お料理をしながら、捨てる食材でぱぱっとエコ掃除、今日からマイルールにしてみませんか?
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