壁紙の破れをセルフ補修。思い切ってカットしたら綺麗に仕上がった!
家具と擦れたり、ペットが爪をひっかけたりしてできた壁紙クロスの破れ。画びょう穴やネジ穴に比べて範囲が広く目立つため、自分でササっと補修できるとうれしいですよね。今回は大胆にカットして補修にチャレンジ! 同じような色味、デザインの壁紙を用意するのが最大のポイントです。
CHAPTER
10円玉大の壁紙の破れはセルフ補修できる
椅子の背もたれと擦れてできてしまった、10円玉大の壁紙の剥がれ。剥がれ始めのころは「ひとまず糊で貼っておこう」とも思いましたが、今となっては剥がれた部分が見当たりません。
ということで、新たな壁紙を用意して、剥がれた部分だけを貼り替えることにしました。
用意するもの
- ・補修用壁紙(シールタイプ)
- ・定規
- ・カッター
- ・ローラー
補修用の壁紙、今回はシールタイプの補修用壁紙を使いますが、糊付きタイプでもOKです。ホームセンターやDIY系のネットショップのほか、100円ショップで見かけることもあります。
補修の手順
1.破れた部分のまわりを剥がす
破れた部分よりもひとまわり大きめに、定規に沿わせてカッターで切り込みを入れます。
力を入れすぎると壁の下地部分までカットしてしまうため、やさしく何度か切り込みを重ねるイメージで、剥がれる程度までカットをしましょう。
白い壁紙部分だけをそっと剥がしていきます。
危うく左上の部分の下地まで切り込んでしまうところでしたが、きれいに四角くカットすることができました。
補修用壁紙を購入する際、このカットした壁紙を持参して見比べると参考になります。
2.補修用壁紙をカット
補修用壁紙を剥がした部分と同じ形にカットします。剥がした部分に重ねて確認しながら、カッターやはさみで慎重に切りましょう。
ほぼ同じ形にカットできました。
3.補修用壁紙を貼る
カットした補修用壁紙を空気が入らないように貼り付け、ローラーをかけてしっかりなじませます。
糊付きタイプの補修用壁紙の場合、もしはみ出した糊があれば、固く絞った濡れ布巾でそっと拭き取りましょう。そのままにしておくと、見た目も悪いですし、変色してしまうこともあります。
きれいに部分貼り替えができました!
今回は元々の壁紙がまだら模様で、全く同じ補修用壁紙を見つけられなかったため、近くでと見ると柄の違いがやや目立ちます。
しかし、このように遠目からみるとあまり気にならない程度。破れたままになっているより、はるかに目立たず大満足です!
めくれているだけの場合
今回は破れていたため、ひとまわり大きくカットをして新しい壁紙を貼りつけましたが、壁紙の継ぎ目からめくれているだけの場合はもっと簡単です。
壁紙用ボンドなど、下地や壁紙の素材に合う接着剤をめくれている部分に少量塗り、壁紙をそっと元に戻すだけ。継ぎ目をなじませるように上から指やローラーで押さえましょう。
セルフ補修はあくまでつなぎの役目
壁紙のメンテナンスサイクルは、部分補修が5~8年、全体の貼り替えが10~15年といわれています。
メンテナンスに近い時期なら部分補修や貼り替えをプロにお願いすると良いのですが、そうでない場合は今回のような方法で必ず補修を。
破れた壁紙をそのまま放置すると、露出した下地部分がダメージを受ける場合があります。そうなるとセルフ補修で隠したとしても、壁紙全体の貼り替え時に下地の補修費用がかさんでしまいます。
セルフ補修でつなぎつつ、色あせや日焼け・汚れ・カビなどが気になり始めたら、築年数や前回貼り替え時期を参考に貼り替えを検討しましょう。
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