フローリングの隙間、掃除してる? カビの原因、水分&食べかすをサクッとお掃除

朝晩すごしやすくなり秋の足音が聞こえだすと、フローリングのわずかなすき間(目地)に入り込んだゴミやほこりが妙に気になる……。なぜこの季節に? 汚れを溜め込んだままにすると、カビの原因にもつながります。今回は、フローリングにすき間ができる理由やお掃除方法、フローリングをきれいに保つコツをご紹介します。

フローリングは伸び縮みをする

フローリングには大きく「複合フローリング」と「無垢フローリング」があります。

複合フローリングは、いくつかの木材を重ね合わせてひとつの板にした床材で、気候変動による伸縮は比較的小さいとされています。

一方、無垢フローリングは天然の木そのもの。室内の湿度が高ければ水分を吸収して伸び(膨らみ)、逆に室内の湿度が低ければ木材も乾燥するため縮みます。

つまり、湿気の多い梅雨から夏は木材が伸びるためすき間はできにくく、乾燥する秋冬は木材が縮んですき間ができるのです。

程度の差はありますが、複合フローリングも無垢フローリングも湿度の影響を受けて伸び縮みを繰り返しています。

そのため、湿度が下がってくるとすき間が気になり始め、そのすき間の汚れが気になってくるのです。

溜まった汚れはカビの原因にも

フローリングのすき間にほこりや食べかす・ペットの毛などが残っている状態は、見た目以外の面でもあまり好ましくありません。

それは、すき間のごみがエサとなってカビの増殖を促してしまうから。こまめに掃除機をかけることが大切です。

また、飲み物や食べ物をこぼしてすき間に入り込んでしまうとなかなか拭き取り切れません。小さい子どもがいるなど床が汚れやすい場合、あらかじめラグやマットなどの対策がフローリングをきれいに保つことにつながります。

フローリングのすき間のお掃除方法

今回は、すき間が気になる我が家(無垢フローリング)でお掃除に挑戦!

用意するもの

  • ・掃除機
  • ・つまようじや使い古しの歯ブラシ、細めの綿棒など
  • ・雑巾
  • ・(あれば)アルコール除菌スプレー

手順

1.掃除機をかけて、すき間に入っている大きなゴミやフローリング上のほこりを取り除く。

2. つまようじや歯ブラシなどで溝に入り込んだ汚れをかき出す。

我が家のフローリングは無垢材で、場所によっては2mmほどのすき間が空いているため、まあまあのゴミが出てきます……。

3. かき出した汚れを掃除機で吸い取り、雑巾で水拭きする。

掃除機は小まわりのきくハンディタイプがあると作業がスムーズです。

より念入りに掃除したいときは、水拭きの代わりに、アルコール除菌スプレーや「ウタマロクリーナー」など床材に適した住居用洗剤をスプレーしながら拭き掃除をすると効果的です。

また、もしフローリングの隙間にカビ汚れを見つけたら、掃除機は使わずにアルコールを使って対処しましょう。

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大事なのは日々の予防掃除

家じゅうのフローリングのすき間をお掃除するのは、正直なかなか手間がかかります。カビができていたり汚れがこびりついたりしていると、さらに大変。

そうならないために、日々のお掃除習慣が大切です。掃除機がけに加えて、ウェットタイプのワイパーや固く絞った雑巾などで定期的に拭き掃除をして、掃除機では吸い切れないほこりや汚れを取り除いておくのがおすすめです。

また、木材であるフローリングは水に弱いことが多いため、水拭きをした後は仕上げに乾拭きや換気などでしっかり乾かすことをお忘れなく。

PROFILE

シマムラ アサミ
Shimamura Asami
暮らし&リノベーション専門のフリーライター。DIY可能物件に住みながら、男子ふたり育児中。子育てを楽しくスムーズに、家事を時短してラクに、そして大好きな家をもっと心地いい場所にする暮らし方を発信します。

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