ごちゃつくオープン収納を隠したい…材料3つでサクッと目隠しDIY

インテリア雑貨や観葉植物がきれいに並んだおしゃれなオープン収納……憧れてはいたものの、実際に暮らしてみるとオープン棚はモノであふれてごちゃつきがち。それならいっそ隠しちゃおう! 突っ張り棒 × 布で内装を傷つけない手軽な目隠しDIYにチャレンジしてみました。
CHAPTER
材料3つ、5分でできるお手軽DIY
きれいに整えばおしゃれだけれど、少しずつごちゃごちゃしがちなオープン収納。カゴやボックスを活用する手もありますが、それでも生活感は出やすいものです。
そこでおすすめしたいのは、突っ張り棒×布で目隠ししてしまう方法。用意するものは突っ張り棒、布、カーテンフックの3つだけです。
1.突っ張り棒

100円ショップやホームセンターなどで取り扱いがあります。長さ、太さ、カラーなど種類豊富に揃っていますので、設置場所に合わせて選びましょう。
「突っ張り棒」と聞くとやや生活感を感じるかもしれませんが、最近はおしゃれな突っ張り棒も販売されています。デザイン性を重視するなら「DRAW A LINE」がおすすめです。
(参考記事)
2.布

布はカーテンでもただの布でも手ぬぐいでもOK。デザインやカラー、素材の選択肢が豊富なので、設置場所のインテリアに合わせて選べます。
クローゼットなど面積の大きい場所を目隠しする場合は、布のデザインが変わるとお部屋の雰囲気もガラッと変わります。交換作業は簡単なので、季節や気分に合わせて交換しても楽しいですよ。
3.カーテンフック

突っ張り棒に布を吊り下げるために、カーテンフック(カフェクリップ)を使います。100円ショップやホームセンターなどで、デザインや素材など種類は豊富です。
クリップ部分で布を挟んで吊るすため、布の厚さや重さに合わせて選びましょう。
またハトメタイプのカーテンを使う場合、カーテンフックは不要です。突っ張り棒に直接通すだけなので、より手軽に設置できます。
目隠しDIYにチャレンジ!
実際に筆者宅のごちゃつきが気になっている場所を目隠しDIYしてみました。
オープンなクローゼット
もともとはふすまが設置されていたクローゼットですが、使い勝手が悪かったためふすまを撤去してオープンクローゼットにしていました。
洋服や鞄がぎゅうぎゅうに詰まっていて、ごちゃごちゃ感がすごいです……。

こちらの横幅は約160cm。布で対応するにはやや面積が大きいので、今回は使わなくなって保管していたカーテンを再利用してみました。
まずはカーテンにカーテンフックを取り付けていきます。なるべく等間隔にすると見た目◎。カーテンが長すぎたので、上部を折って長さを合わせてからクリップ部分で挟みました。

そして、カーテンフックのリング部分に突っ張り棒を通していきます。
最後に突っ張り棒を突っ張らせて設置完了!

先に突っ張り棒を突っ張らせてからカーテンフックを引っかけていく順番でもOK。横幅が広いクローゼットなどの場合はふたりで作業するのがおすすめです。
クローゼットの内側部分に突っ張り棒を突っ張ったので、外から見ると突っ張り棒は壁に隠れて見えません。

また、床から少し浮かすくらいの長さがおすすめ。床に布が付いてしまうとほこりが溜まりがちになってしまいますし、浮いていれば閉めたままでも掃除機がかけやすいですよ。

今回は一枚布で片開きにしましたが、レイアウトや用途などに合わせて二枚で両開きにするのもよいでしょう。
カラーボックス収納
子どもの学校関連アイテムを収納しているカラーボックス。ランドセルやリュック、書道バッグに教科書など統一感のないラインナップが収納されていて、目を覆いたくなるほどにごちゃごちゃです……。

こちらにはジュートクロス(麻素材の天然布)を使ってみました。

今回は縦長の1枚で全体を隠しましたが、1段ずつに目隠しを設置してもOK。
隠す面積がクローゼットに比べてかなり小さいので、手ぬぐいや大判ハンカチなど、さまざまな布製品を活用できます。子どもに好きなデザインを選ばせてあげると喜びますよ。
トイレのオープン収納
トイレのオープン棚にはトイレットペーパーやお掃除用品など、生活感あふれるものがどっさり。
さらに非常用の飲料水などをダンボールごと置いていて、見た目の悪さを感じつつも目をつぶっていました。

そんなスペースがこのようにスッキリイメチェン! 突っ張り棒を2本使って、少し屋根っぽく立体感を出してみました。

白より黒の突っ張り棒にすればよかったかなと思いつつ、雑多なストック品をまとめて隠すことができてスッキリ。
布はサッと横にスライドさせることができるので、出し入れの面倒さはありません。
水まわりの出入り口
筆者宅は洗面室とLDKの間に扉がありません。いちいち開けるわずらわしさがないので使い勝手はいいのですが、来客時は雑多な水まわりが丸見えです……。

こちらのスペースにはハトメタイプのラフなカーテンを活用してみました。

出入り口の上部に突っ張り棒を渡し、S字フックで吊り下げています。

ラミネート加工されているため、ハサミでカットしても糸処理の必要がありません。カットするときは、このような素材を使うとミシンいらずでお手軽です。
また、今回の水まわりの出入口部分のほか、洗面室と脱衣室の仕切りとして突っ張り棒×布を活用するのもおすすめ。
簡易的なものでも仕切りがあることで、ご家族が気兼ねなく洗面室と脱衣室を同時に使えます。
突っ張り棒×布の目隠しはココが便利
壁に傷を付けずに、身近な材料だけでささっと設置ができる点が魅力の今回の目隠しDIY。ほかにもうれしい&便利なポイントがあります。
急な来客時にササっと目隠しできる
水まわりやリビングの収納、オープンな靴収納など、「普段は開けっ放しにして便利に使いたいけど、家族以外には隠したい」という場所に設置しておけば、親戚やお友だちなどの急な来客時にもササっと目隠しができます。
開けっ放しにしてもスッキリ

扉は開けっ放しにしておくと邪魔になったりだらしなく見えたりしがちですが、突っ張り棒×布の目隠しなら開けっ放しにしていても自然です。
カーテンレールや布の素材・重さなどによって、サイドに寄せると戻ってきてしまう場合もあります。その際は、カーテンタッセルなどでサイドに固定すれば邪魔になりません。
お部屋のイメチェンが気軽にできる

布をクリップで挟むだけなので、サイズに合った布を用意さえすれば、付け替えはあっという間。
季節によってデザインや素材を変えてもいいですし、お子さまの成長や好みの変化に合わせて変えても◎。季節を感じられる柄の手ぬぐいなんかもおすすめです。