おうちの「足元冷え」を解消!エアコン以外の7つのあったかアイテム


家の中でも冷えを感じるこの季節。エアコンをつけても、たくさん着込んでも、まだ寒さを感じるのは足元が冷えているからかもしれません。今回はおうちの「足元冷え」を解消する、エアコン以外のあったかアイテムをご紹介します。

エアコンで足元があたたまりにくいワケ

部屋を温める手段として一番に思いつくのはエアコン。でもエアコンを付けても足元がなかなかあたたまらないことがよくあります。

それは、あたたかい空気は上へ、冷たい空気は下へたまりやすいからです。エアコンを付けると顔がほてる、というのもこれが原因。

そのため、風向をできるだけ床に向けたりサーキュレーターを併用したりすると有効です。

エアコンからのあたたかい空気は天井からたまっていきますが、足元まであたためるのは難しく、また空間を全体的にあたためるのに適したエアコンは「足先だけ冷たい」「今すぐ足元をあたためたい」ときには十分な効果を実感しにくいものです。

お手軽な足元あったかアイテム7選

そこで活躍するのが足元用のあったかアイテム。足元だけをピンポイントであたためることができるので、エアコンが苦手な方や足元だけ冷えを感じる方に特におすすめです。定番アイテムから在宅ワークの浸透により注目されているアイテムまで、おすすめのアイテム7つをご紹介します。

1.電気ブランケット

在宅ワークなどデスク仕事をしているときやソファに座っているときは、電気ブランケットがおすすめです。多くの商品は温度調整ができますし、洗濯することもできます。

布団として使うほどの大きなサイズのものはコンセントに差す必要がありますが、ひざ掛け程度の大きさのものならUSB給電タイプのものも多く、パソコンやモバイルバッテリーで利用できます。バッテリーを入れるポケット付きのものもあり場所を選びません。

そして電気ブランケットのいいところは、節電できるところ。一般的な電気ブランケットの電気代は1時間あたり1.5円程度。一方、エアコンの暖房使用時の電気代は1時間あたり3円~40円程度(部屋の広さや室温、エアコンタイプなどによる)。電気代をあまり気にすることなく気軽に使えますね。

価格は大きさやヒーター搭載数などにより異なり、3,000~6,000円程度が目安です。

2.小型ファンヒーター

小型ファンヒーターはそのコンパクトさとは裏腹に、足元を一気にあたためてくれるパワーがあります。デスクやテーブルの下に収まる大きさで、かつ軽量のため、1台あれば家のあちこちに持ち運んでの利用が可能。

電源を入れるとあたたかい風が一気に吹き出るので、今すぐあたたまりたいときに重宝します。リビングやデスクまわり以外にも洗面脱衣所やトイレなど、冷えやすく、そこにいる時間だけあたたまりたい場所に置くのもおすすめ。

温度調整機能のほか、首振り機能や人感センサーなど使いやすい機能が備わっているものも多いですし、最近はデザイン性に優れたおしゃれな小型ファンヒーターもあります。用途や利用場所に合わせて選びましょう。

価格は持ち運びサイズなら3,000~7,000円程度が目安。速暖能力が高い・大風量・加湿機能搭載など、高機能でデザイン性に優れていると10,000円以上するものもあります。

3.パネルヒーター

パネルヒーターは遠赤外線であたためてくれる板状のヒーター。デスクの天板裏やサイド側に貼り付けるタイプのもの、立てて置くことができるスタンドパネル型のものなどがあります。

テーブルやデスクでの作業時に特におすすめなのは、貼り付けるタイプ。スタンドパネル型は足を伸ばしたり立ったり座ったりするときに足で倒してしまうことがあり、倒さないように気を付けるのも気苦労があります。一方、貼り付けるタイプならその心配はありません。

天板の裏に貼ると太ももやおなかあたりが、デスクのサイド側に貼ると足先から太ももまでがあたたまりやすいく、冷えやすい場所によって貼り方を工夫してみましょう。

パネルの大きさや発熱性能などにより、価格は5,000~9,000円程度が目安です。

4.ホットカーペット

ホットカーペットと聞くと、ラグマットのような大きいサイズをイメージされるかたも多いと思いますが最近は、コンパクトな足元用のホットカーペットもあります。

「フットウォーマー」や「ホットマット」と呼ばれ、どれも冷たい床面から足元の冷えを守ってくれるアイテム。なかには袋状になっていて、足を入れてあたためるものも。

サイズが豊富で、家族全員でリビングで使うことができるものから、デスク下などに置いて使うひとり用のものまであります。キッチンで料理中に足が冷える方は、キッチンマットとして置くのもおすすめです。

価格、コンパクトなひとり用サイズなら3,000~5,000円程、2~3畳タイプなら6,000~10,000円程度が目安です。

5.フットバス

自宅で簡単に足湯が楽しめるフットバス。足先の冷えが特にひどいときは、足湯であたためると即効性を感じられるのでおすすめです。

足湯はバケツのようなものにお湯を注ぐだけでもできるものの、気温が低いと冷えるのも早まります。専用アイテムには保温機能が付いているものもあり、何度もお湯をくみ直す必要がなくお手軽。また折り畳みタイプもあり、使わないときはたたんで収納すれば省スペースに。

ほかのアイテムよりも準備や片付けにやや手間がかかるものの、リラックス効果は◎。

価格は3,000~7,000円程度。高価格帯のものにはバブル機能やマッサージ機能が備わっているものもあります。

6.湯たんぽ

昔からあるあったかアイテム湯たんぽ。ひとえに湯たんぽといっても、熱伝導が高い金属製、軽くて扱いやすいプラスチック製、柔らかい感触のゴム製など、さまざまなタイプがあります。

お湯を入れて使うものがメジャーですが、コンセントをつないで電気であたためるもの、充電して使うもの、さらにはレンジであたためられる湯たんぽもあります。

電気タイプでなければ電源は必要ないため、どこでも使えるのが便利なポイント。デスク作業時やリビングでのリラックスタイム、就寝時などに活躍します。

また、エアコンやファンヒーターのような人工的な温風でなく、じんわりとあたたまりたい方におすすめです。

7.充電型ルームシューズ


料理やお掃除など、家事をしながらあたたまりたい場合は、充電型のルームシューズがイチオシ。バッテリーをルームシューズ内部に搭載しているので、普通のスリッパを履くように使うことができます。

価格は温度調整機能やバッテリーの持ち時間などにより、価格は5,000~10,000円程度です。

快適な室内環境を整えよう

このような足元あったかアイテムを使えば、室内で感じやすい足元の冷えは緩和できます。そして、室内であたたかく快適に過ごすためには、室内に冷たい空気を入れないことも大事。

屋外とつながっていて冷気が入りやすい窓に断熱対策をしたり、すきま風が通る場所を修繕をしたりして、過ごしやすい室内環境を整えましょう。

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PROFILE

シマムラ アサミ
Shimamura Asami
暮らし&リノベーション専門のフリーライター。DIY可能物件に住みながら、男子ふたり育児中。子育てを楽しくスムーズに、家事を時短してラクに、そして大好きな家をもっと心地いい場所にする暮らし方を発信します。

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