地鎮祭当日までに用意するものは? 施主・住宅会社・神社、誰が何を揃える?
地鎮祭当日は住宅会社や神社の方が取り仕切ってくれますが、当日必要なものの中には施主が事前に用意しなければいけないものもあります。今回は、一般的には施主が地鎮祭当日までに用意するものご紹介します。
地鎮祭当日までに何を用意すればいい?
地鎮祭は施主が土地を購入後、工事着工前のタイミングで行う儀式。土地の四隅に青竹を立て、その間をしめ縄で囲って行われます。
地鎮祭当日に使用するテントや椅子、紅白幕、青竹、しめ縄、盛り砂などは住宅会社が、また、祭壇は神社(神主さん)が用意するのが一般的。そのほかのものも含めすべて建築費用に含まれていて、施主自身で用意が不要なケースもありますが、一般的に施主が用意するとされているものが5種類あります。
当日までに施主が用意しておく一般的なものを、それぞれチェックしていきましょう。
1.お供えもの
お供えものとしては、こちらの7点が必要です。
・清酒 :1升。「奉献」と書かれたのし付きのもの
・お米 :1合。洗ったもの
・海の幸:2種類。一般的にはお頭付きの鯛と乾物
・山の幸:2~5種類。旬の果物
・野の幸:2~5種類。地面の上に実がなるものと土の中になるものの両方
・水 :1合
・塩 :1合
地域や神社、工事を依頼する住宅メーカーや工務店などによって、誰が用意するか、何を用意するかが異なる場合もあるため、住宅会社・神社の方と事前に確認しましょう。また、神社に用意してもらう場合、「お供え物料」を用意する必要があります。
2.初穂料(玉串料、祈祷料)
地鎮祭を行ってくれる神社への謝礼で、相場は3~5万円程度。いくら包めばいいかわからない場合は、神社や建設会社に確認しましょう。神社によっては金額が一定のところもあります。
初穂料は蝶結びの付いた御祝儀用ののし袋に入れ、表書きの上段に「御初穂料」、下段に施主の名前を書きます。
また、神職が車などで現地に出向く場合は、車代として5000円~1万円程度を用意し、白い封筒に入れて用意します。
どちらも当日、儀式が始まる前にご挨拶をする際にお渡しするのが一般的です。
3.盃(さかずき)
地鎮祭の最後に参加者で御神酒をいただく際に使用します。紙コップなどでも問題ありません。
4.榊(さかき)
祭壇にお供えする植物として用意します。花屋で購入できますが、用意できない場合、ほかの常緑樹で代替しても大丈夫です。
5.半紙
お供え物を盛る三方の下に敷くためのもので、1帖(20枚)を用意しましょう。事務用品店で購入できます。
地鎮祭のことは住宅会社としっかり確認を
必要なものは、地域や神社・住宅会社により様々のため、当日必要なものと誰が用意するかはもちろん、その費用が建築費用に含まれるかオプションかも含めて、事前に住宅会社としっかり確認をしましょう。
地鎮祭は家づくりの第一歩となる神聖な儀式。買い忘れや間違いがないことはもちろん、「やってくれると思っていた」となることは避けたいもの。すこし早いかなと思うくらいのタイミングから、日程に余裕をもって確認をしておくと安心ですね。
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